どうも、タッキーです!(@takitaki789)
こんな疑問は最高学年に近づいてくると浮かんでくると思います。
結論から言うと、企業を狙う人では大学3年生の12月くらいから、専門学校の場合2年生の12月くらいから本格的に始まります。
この記事では実際に就活を経験した僕が病院の場合いつから就活が始まるのか等、さらに詳しく説明していきたいと思います。
Contents
臨床検査技師の就職活動はいつから始める?
企業へ就職しようと考えている人は早い
就職活動は早い人では大学3年生の12月くらいから始めますね。専門学校の人だと2年生の12月ですね。
ただこの時期から始めるのは、企業を狙う人たちです。
企業の募集がそれくらいの時期から始まるからです。
企業というと、広い意味では検査センターも入ってしまうのでそれを除いて…
これら等が挙げられると思います。
僕の学年は100人くらいいたのですが、企業を狙った人は5人程いたと思います。
企業を狙う方は周りが就活モードでない時に動き始めなければならないので、強い気持ちで行かないと大変です。
病院への就活は6月くらいから始まる
病院への就職を考えている人は6月くらいから就活が始まります。なぜなら6月くらいから募集が出始めるからです。
ただこの時期の求人数は最盛期に比べればまだまだ少ないです。
病院への就活は9月くらいから増え始める
9月くらいから病院の求人は増え始めます。そして10月11月にピークを迎える感じです。
神奈川や東京はこの傾向が強いです。
また、検査センターや検診センター等も9月くらいから出始める傾向があるので注意しましょう!
ただ、早い時期から募集は見ておいた方がいい
大体の場合、この傾向に当てはまると思います。
ただ自分の行きたいところがいつ出るのかは分からないので、最低でも4月くらいから学校へ求人が来ているか調べたり、求人サイトでも調べたりしておくべきです。
就職試験対策は何をしたら良い?
筆記対策
筆記試験の内容は…
・一般常識試験(一般教養)
・SPI型試験
・専門試験
・論文試験
筆記試験では上の4種類が全て出されるとは限りません。
例えば筆記試験は論文試験のみだったり、論文試験+専門試験だったりします。
自分が受ける所はどれが組み合わさったものなのか確認しましょう!
一般常識試験(一般教養)
中学校レベルの国語、数学、英語、社会、理科から問題が出されます。
また時事問題を出してくるところもあります。
対策は書籍を購入してやるのが良いです。
一般常識(一般教養)のオススメの本やアプリは就活Hackというサイトの就活の一般常識テストとは?内容や対策方法、おすすめの本なども紹介!が参考になると思います。
またネットでも一般常識の問題が載せられているのでそれをやってみるのも良いと思います。
僕が受けたところで出た一般常識問題の内容を載せておきますね。ちなみに時事問題は出ませんでした。
国語・・・漢字を書かせる。exミンパクやテキカク等
数学・・・連立方程式、割合の問題ex)0.01x+1,20=31、6の7割は?等
英語・・・単語の意味を答えさせたり、反義語を答えさせたりするex)push⇄?、open⇄?等
社会・・・地理が多い、日本史も少し出ることがある。ex)関東地方にある都道府県を全て答えよや中国地方にある都道府県を全て答えよ
理科・・・元素記号を答えさせる。ex) C、Be等
SPI型試験
SPI型試験は簡単に言うと、自分の性格を判断する内容の適性試験と、言葉の意味や計算問題等を解かせる能力試験とに分かれます。
僕があえてSPIに型をつけているのは適性試験だけの所しか聞かないし、問題数も少ないからです。
SPI型対策も問題集をやると良いです。
SPI試験、そしてオススメの本についてはto buyというサイト【2022年就活】SPI対策問題集おすすめ品器ランキングTOP10【2023年卒対策にも】が参考になると思います。
専門試験
専門試験は臨床検査の知識を問いてきます。
問題の難易度は国試レベルか少し難しい程度ですね。受けるところによってマーク式だったり記述式だったりします。
専門試験に関しては国試の勉強をすることが大事です!
ただ出題範囲は当然全ての範囲なので早くから対策しないと間に合わず点数が取れなくなってしまうので気をつけたい所です。
論文試験
論文試験は出されたテーマに対して自分の考えを述べていく試験になります。
制限時間は1時間程度で文字数は800字程度ですね。
論文対策のポイントとしては
・文章の型を押さえる
・問われるパターンに対して自分の考えを持っておく
上記2つのことが大事です。
・文章の型を押さえる
小論文の書くポイントとしては文章には型と言われるもの、いわゆる主張→根拠→具体例→まとめ(主張)ですね。
結論:問題に対する自分の意見を提示する。
(例:私は◯◯に反対である)
根拠:意見の根拠、3つあると文章を稼げる
(例:なぜなら〜だからである。その理由は3つある、1つ目は……)
具体例:根拠を何か分かりすい身近なもので例える
(例:例えば◯◯……。)
まとめ(再び主張):自分の意見を提示する。
(例:以上のことから、私は〜のように考える)
論文を書く時にはこの型に沿って文章を書くようにして下さい。この型に沿って書くことで相手に分かりやすく伝わる文章を書くことができます。
・問われるパターンに対して自分の考えを持っておく
文章の型を押さえることができたら、次は予め問われそうな問題に対して自分の考えをもつことです。
臨床検査技師の小論文で聞かれる問いってパターンがあるんですよ。
そのパターンはある事象+臨床検査技師は何ができるか?というものです。
例えば「高齢化社会において臨床検査技師は何ができるか?」これは僕が受験した病院で出された小論文の問いです。
正に「ある事象+臨床検査技師は何ができるか?」って法則に当てはまると思いませんか?
ある事象には、昨今の医療問題について問われやすいと思います。
少子高齢化、AI、他職種との連携(チーム医療)
もちろんある事象には昨今の医療問題が当てはまるわけではありません。
ですので普段から日常生活で問題が起こったら、臨床検査技師として自分に何ができるか?と言う問いを立て引き出しとして増やしていくのが良いと思います。
試験は時間制限があるので、その場で考えるより頭の中にあるストックからすぐに引き出して文章として肉付けしていく方が良いと思います。
筆記試験対策は早くからやっておいた方がいい
筆記試験対策は早くからやるべきだと思います。なぜなら専門試験だった場合特に普段から勉強している人を除いて試験日近くに勉強しても点数が全然取れないからです。
専門試験というといわゆる国試レベルと同等か少し難しいくらいですから、数ヶ月前からやっておかないと間に合いません。
大学生なら3年の12月、専門学校なら2年生の12月から始めておくべきですね。もちろんもっと早くから始めても良いです。
また論文試験であっても書くことが苦手な人だと試験日近くにやっても書く力は伸びないと思うので早くからやっておきましょう。
面接対策
面接は1人に対して3人くらいの面接官がつく感じが多かったです。1人の人が2つくらい質問して、隣の人に移るといった感じに。
時間は大体15分が多かったです。
面接対策のポイントとしては
・沈黙は絶対に作らない
・質問してきそうな問いの答えを作っておく、聞かれたらすぐ言えるように
ですね。
面接で印象が悪くなる事は何だと思いますか?
それは沈黙を作ってしまうことです。なぜなら沈黙を作ると評価ができなくなってしまうからです。
そのため聞かれて分からない事であっても何も喋らないよりかは、多少ズレたことであっても言ってしまう姿勢が大事なのです。
しかしズレたことを言えば面接の点数は低くなります。そのため面接試験で聞かれそうな問いを考え、それに対して自分なりの答えを作っておくのが良いでしょう。
僕が面接で聞かれた質問を載せておきます。ぜひ参考にどうぞ!
・志望理由は何か?
・長所は何か?
・短所は何か?
・他に受けている所はあるか?受かったらここにくるか?
・卒業研究は何をしているか?
・年齢が離れた人とうまくやっていけるか?
・新卒で3年以内に仕事を辞める人についてどう思うか?
・どれぐらいの期間当院で働こうと思っているか?
これらの質問の中で「他に受けている所はあるか?受かったらここにくるか?」特にこの質問にどう答えたか気になる方が多いと思います。
僕の場合偶然ですけど他に受けている所がなかったので「他に受けてる所はありません、受かったら行きます!」と答えました。
そしたら実際に受かりましたね笑
またこれらの質問だけで面接で聞かれる事は網羅できていません。
面接で聞かれることは臨床検査技師の転職はMTバンクというサイトの臨床検査技師の面接でよく聞かれる質問と返答例が参考になると思います。
問いに対しての答えが作れたら、後は誰か人を捕まえて面接の練習をして下さいね!。
できるなら先生と面接の練習をして下さい。友達や家族等では評価が甘くなるからです。
最後まで就職決まらなかったらどうしよう?
大体どれくらい受けて受かるの?
僕の周りの人では2~3回受けて受かる人が多かった印象ですね。
第1希望を一発で受かる人もいましたし、7つくらい受けて最後まで就職が決まらず、何とかギリギリ滑り込めたという人もいました。
やはり普段から学校の成績が良い人は就活でも大学病院等のレベルの高いところを受け2~3回くらいで受かる人が多かった印象です。
そりゃそうですよね、専門試験では検査の知識を持っているかどうか問われるので普段の成績が良い人の方が点数取れますから。
ですから、大学一年生からでも学校の勉強は頑張りたいですね。
メンタルに注意
落ちるとやはりメンタルをやられました。それだけ就活に真剣に取り組んでいた証でもありますが。
・「なんであの問題が解けなかったんだろう?自分ってダメだなぁ」
・「次落ちたらどうしよう?」
そんなこと思ってしまいましたね。
また受けたところでも自分の大学の出身者が優遇されているという情報が入ったところを受けて落ちたことがあったので、その時はかなりメンタルがやられました。
親とか友達とかに慰められながらメンタルを保っていました。こういう時にそばにいてくれる人は感謝したいですね。
就活か国試なら、国試を優先しよう
1月くらいまで就職先が決まっていなくて、国試の勉強をあまりやっていなかったのなら国試の勉強をするべきだと思います。
なぜなら、例え国試近くまで就活していて、受かったとしても、国試に落ちたら就職できないからです。
そりゃそうですよね、資格がなければ臨床検査技師として働けないんですから。
僕の学年でも病院への就職が決まっているのに、国試に落ちた人がいました。
その人はもちろん取り消しでした。
就活で頑張って就職先が決まっても国試に落ちたら、今までの努力が全てパアです。
ただ検査センターの場合は一味違うようですが。資格がなくても就職できるところがあります。
もちろん資格が必要な仕事はできませんけど。検体整理や、掃除等の雑用をするようです。
パートやアルバイトで雇用されて、次年度国家試験に受かったら晴れて臨床検査技師として正社員になることもあると聞きました。
就活か国試なら、国試を優先しましょう!
就職先が決まらない時の選択肢は?
中には就職先が国試が終わっても決まらない人もいます。
そうなると選択肢としては
・大学院へ進学する
・常時募集している、小規模の病院クリニック検査センター
・就職浪人
等が挙げられます。
僕の学年では、国試が終わっても就職が決まらない人は、本当に入りやすい所へ受けに行き、大学院や就職浪人の人はいなかったと思います。
まあでも大学院や就職浪人する人がいないのが分かります。
別にやりたいことがないのに大学院に行って夜まで研究って苦痛ですし、就職浪人なんてしたら遊んでしまってニートになりそうですからね。
だからそのような人はしょうがないですけど新卒では入りやすい所を狙い、ある程度経験を積んでから転職していくというのが良いのかもしれません。
まとめ
これは先ほども述べたことですが、筆記試験、特に専門試験対策は早いうちから始めるべきです!。
なぜなら試験日近くに勉強しても範囲が広いので点数は取れないですし、最高学年になると就職だけでなく、病院実習、卒業研究といったことにも時間を取られてしまうからです。
僕も専門試験対策を始めるのが4月くらいで遅く、6月にある試験まで試験範囲を網羅できず、本番では落ちました。
いやー、この時は早くから始めておけば良かったな、誰かそういうの教えてくれてたらなーと思いました。
このブログを見ている皆さんには僕と同じような失敗はしないで下さいね…。
以上で終わりになります、お役に立てたら幸いです!
「臨床検査技師の就活はいつからなんだろう?、またどんな対策をしたら良いのかな?」