細胞検査士になるためにはどんな方法がある?【3つの方法を紹介!】

細胞検査士になりたいけど、どんな方法があるのだろう?また目指す上で知っておくべきことって何だろな?

こんな疑問に答えます。

◯本記事の内容

・細胞検査士になるための3つの方法。

・細胞検査士になるための勉強はめちゃくちゃ大変。

・細胞検査士の資格を取得しても必ずしも病理部に配属されるとは限らない。

◯本記事の作者

タッキー

僕の経歴を紹介します!

・臨床検査技師養成大学を卒業。

・臨床検査技師国家資格取得。

・検査センター勤務経験あり(現在は退職、病院勤務がしたいと考え就活中)

細胞検査士になるための方法を知りたいのですね!細胞検査士って漫画のフラジャイルですごい活躍しているのでカッコいいですよね!

細胞検査士はスクリーニングで判定業務もできるので、よりやりがいがあると思います。臨床検査技師は診断のような判定業務はできませんからね。

僕は一度、細胞検査士になりたいなと思い徹底的に調べましたし、細胞検査士の資格を持っている友人がおります。

今回はそのことを参考にして説明していきたいと思います。

それではいきましょう!

Contents

細胞検査士になるための3つの方法

それでは紹介していきたいと思います。

細胞検査士になるための方法は

・大学・大学院で在学しながら取得する。

・養成所で取得する。

・病理部で働きながら取得する。

上記になります。

大学・大学院に在学しながら取得する。

大学や院に在学しながら取得する方法があります。

大学や院に細胞検査士養成コースがあるところがありますので、そこで取得します。

大学は全部で14校あります。大学院は4校あります。

大学

・杏林大学 保健学部 臨床検査技術学科
http://www.kyorin-u.ac.jp/univ/faculty/health/index.php

・北里大学 医療衛生学部 医療検査学科
https://www.kitasato-u.ac.jp/ahs/subject/inspection/index.html

・群馬大学 医学部 保健学科
http://www.health.gunma-u.ac.jp/

・山口大学 医学部 保健学科
http://www.med.yamaguchi-u.ac.jp/health_sciences/

・倉敷芸術科学大学 生命科学部
http://www.kusa.ac.jp/mls/ct/

・神戸常磐大学
http://www.kobe-tokiwa.ac.jp/univ/section/medical_technology/

・弘前大学 医学部 保健学科
http://www.hs.hirosaki-u.ac.jp/kouhou/hg/web/

・九州保健福祉大学 がん細胞研究所
http://www.mls.phoenix.ac.jp/mls/

・関西医療大学保健医療学部臨床検査学科細胞検査士養成課程
https://www.kansai.ac.jp/course/medical/clinical_test/

・千葉科学大学危機管理学部保健医療学科
http://www.cis.ac.jp/crisis/healthcare/index04.html

・森ノ宮医療大学 保健医療学部 臨床検査学科
https://www.morinomiya-u.ac.jp/faculty/rinshou/

・京都橘大学健康科学部臨床検査学科
https://www.tachibana-u.ac.jp/faculty/health_science/mts/index.html

・四日市看護医療大学 看護医療学部 臨床検査学科細胞検査士コース
https://www.y-nm.ac.jp/academics/mt1index.html

・福島県立医科大学保健科学部臨床検査学科 細胞検査士養成コース
https://fmu-hs.jp/clinical.html

大学院

・京都大学 大学院医学研究科 人間健康科学系専攻 細胞検査士養成コース

http://www.hs-kyoto.net/?page_id=588

・大阪大学 大学院医学系研究科 保健学専攻 ゲノム世代細胞検査高度診断コース

http://sahswww.med.osaka-u.ac.jp/~osaka-ganpro/course/staff-005.html

・鈴鹿医療科学大学 大学院 医療科学専攻・臨床検査学分野・細胞検査士資格取得コース

http://www.suzuka-u.ac.jp/index.shtml

・国際医療福祉大学 大学院 修士課程 保健医療科学専攻 臨床検査分野 細胞検査士養成コース←2022年4月から!

https://www.iuhw.ac.jp/daigakuin/news/topics/10856.html

最近になって大学や院で取得することができる所が増えてきておりますね。

養成所で取得する

養成所で取得するという方法があります。細胞検査士を養成する専門学校に近いかと思います。

養成所は全国に2校あります。

・癌研究会有明病院付設 細胞検査士養成所
http://www.jfcr.or.jp/school/

・畿央大学細胞検査士養成課程
http://kioctc.azurewebsites.net/

実は数年前までは、東京都多摩がん検診センター 細胞検査士養成所があったのですが2021年度をもって閉鎖となりました。

大学や院で取得する人が多くなってきて、人数を集めるのに苦労しているからでしょうか?

よく分かりませんが。

養成所だからといってお金さえ払えば入学できるわけではありません。試験があります。

どちらも、専門試験や小論文、面接で合否を決めるようです。

ちなみに私はがん研有明病院の養成所を受験しました。詳しい内容は下記の記事へどうぞ。

病理部に所属して取得する。

細胞検査士は大学や院、養成所でなくとも取得することが可能です。

そのためには病理施設で細胞診検査実務に1年以上従事すると受験資格が得られます。

病理部に所属すると、細胞診の資格を取るようにと言われるようです。

また、病院によっては短期の非常勤職員として病理部に所属して、細胞検査士の資格を取得するという方法があります。

例えば、静岡がんセンターではそのようなことをやっていますね。病理部での業務をするわけなので給料をもらいながらできるのは良いですね。

他の病院でも実施しているところはあると思いますので、探してみてはいかがでしょうか?

資格取得のための勉強はめちゃくちゃ大変

資格取得のための勉強はめちゃくちゃ大変です!

大学生で取得する場合4年生で取得することになりますが、4月から12月までは細胞診の勉強をかなりやります。そして合格後、臨床検査技師国家試験のための勉強を本腰を入れて開始するようです。

僕の友人は大学4年の時に取得しましたが、かなりキツいように見えました。そもそも細胞検査士を養成する研究室に入るためには成績が良くないと入れません。

そして4月から12月まで細胞診の勉強をするのですが、毎日9時から20時まで勉強していました。そしてその間に、就活と多少国試の勉強もしなければなりません。

それだけ大変なので細胞診の資格を取れないこともあります。

また働きながらも大変だと聞きます。そりゃそうですよね、毎日8:30から17時まで業務をしっかりこなし、その後疲れた状態で勉強をしないといけないのですから。

そのため働きながらだと、資格取得に2~3年かかると聞いたことがあります。

細胞診の資格を取得するための勉強は大変だということがお分かりいただけたでしょうか?資格取得のために強い気持ちを持って臨みたいですね。

細胞検査士の資格を持っていても必ずしも病理部に配属されるとは限らない

細胞検査士単体で募集している所があれば良いですが、自分の希望している条件でなければ臨床検査技師として募集している所へ受験することになります。

その時に細胞検査士の資格を持っていることをアピールしても、必ずしも細胞検査士として病理部に配属されるわけではないようです。

そのため細胞検査士の仕事をしたいなら、細胞検査士単体で募集をしている所へ受験する必要があります。

まとめ

細胞検査士の資格は国家資格ではありません。民間資格です。

そして5年毎の更新制です。お金もいくらか掛かります。

更新制になってしまうのは仕方のないことだと思います。がん医療は日々進歩しているので、

強制的にでも講習会に参加させてがんに関する知識をつけていかないと業務に影響が出ますからね。

大変な仕事ではありますが、超高齢社会の中でがん患者の数が増え続ける中、細胞検査士の果たす役割は大きく非常にやりがいが感じられると思います。

それでは以上になります。皆さんのお役に立てたら幸いです。

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