臨床検査技師の臨地実習の内容とは?【これを見ておけば安心です!】

どうも、タッキーです!(@takitaki789)

「臨床検査技師の臨地実習て一体何をやるのだろう?」

「どれくらいの期間なのかな?」

「行く病院は指定できるの?」

「テストはあるのかな?」

「行く前に何か気をつけることはあるかな?」

臨地実習って最初に聞いた時、上記のような疑問が出てきて不安になりますよね?

僕は現在臨床検査技師として、臨床検査センターで働いています。(2021年6月現在退職)

臨床検査技師として働いている自分も一年前に病院実習を経験しました。

その体験をもとに、みなさんの問題を解決していきたいと思っています!



Contents

臨地実習では一体何をやるの?

臨地実習を簡単に説明すると

臨床検査技師における臨地実習とは、実習指定先の病院に行き、現場で働いている技師さんの様子を観察したり、配属された検査室内で、技師さんの普段やっている仕事を軽くやらせてもらったりすることです。

病院によっては検査の一連の流れを体験させてくれるところもあるでしょう。

当然ですが必修科目に含まれているので必ず出席しなければなりません。

ここでもしかしたら、臨地実習の単位を落とすことってあるの?って思う方もいるかもしれません。

でも安心してください、課題未提出、欠席が多い等の理由がなければ落とされることはありません。

臨地実習は大学の場合3年の11月くらいから始まり、専門学校の場合3年生から始まります。

軽い仕事って何?

臨地実習での軽い仕事というのは雑用がほとんどです笑

例えば、測定器具を洗ったり、掃除をしたりとか、検体を指定の場所に取りに行ったり等・・・

もちろん、国家資格がないので本格的な検査をさせてもらえないのは当然ですけどね。

あと、病院側も雑用を学生にやってもらえば、その分人を雇う必要がなくなる、つまり人件費を下げれるというメリットもあるのでやらせているのだと思います。

検査の一連の流れを体験するとは

検査の一連の流れを体験するとは、例えば、病理検査室でなら、組織の切り出しからアルコール固定、包埋、染色、薄切、鏡検の流れを体験することですね。

もちろん、実習用の検体を使用しています。

この体験は実際に現場で働いている技師さんが、普段どんな仕事をしているのかを実感するチャンスです。

大学1年生から3年までは座学や実験です。しかし、文章や原理の実験では、実際の現場で行っている検査のイメージがつきにくいと思います。

でも体験することによって、教科書に書いてあることで実感がわかないことも目で見て分かります!

例えば、病理で薄切の時に逃げ角とか引き角とかあるんですけど、教科書で見てもどういう意味なんだろう?ってなりました。そもそも薄切する機械のミクロトームもよくわからないのに・・・

でも、病理検査室に行き、実際に薄切をやることにより、ミクロトームの使い方や、逃げ角、引き角も理解できました。

そしてこのような検査室での体験は就職においても役に立ったと思います。例えばエコー検査をやってみたら自分には合わないなと思い、生理系がない検査センターや企業に行こうと・・・。実際にそのような考えの人はいました。

期間はどのくらいか?

学校によって違ってきますが、短くて2ヵ月、長くて4ヵ月くらいですね。

僕の学校の場合4ヵ月くらいでした。数ある臨床検査技師養成大学の中では長い方だと思います。

1日の時間はというと、病院の診療開始時間によっても異なりますがほとんどが8時から17時まででしょう

1つの検査室に留まるというより、ローテーションで回ることが多いので、検査室によっては早く行くことや、逆に終わるのが遅くなることもあります。

学生時代思ったことは、8時勤務って長いなってことでしたね。それと臨床験技師って立ってることが多いんだなって。でしたのでいつも足がパンパンで痛かったです。

もちろん長く勤めていたら慣れてくると思うんですけどね。

実習先の病院は選べるの?

指定先の病院は大学ごとによって方針が異なると思います。自分が指定できる場合とか、大学側が決める場合とか。

僕の学校の場合は、大学の敷地内に大学病院がありましたので、そこに実習しにいきました。

僕の友達で他大学の臨床検査技師養成大学に行った人は、自分で実習した病院を選んでいく方針だったと。でも実習先の病院で実習生なのはその友達だけで、悲しかったと言ってましたね笑



1人で実習?グループを組んで実習?

実習先を選べる場合、1人だけで実習することもありますし、少人数でグループを組んでやることもあります。

僕の学校の場合、同時期で30人くらいで臨地実習しにいきました。

30人を10グループくらいに分けて、さらにその10グループを前半組と後半組に分けていました。全部で4カ月ある中で、前半組は最初の2カ月をローテーションで各検査室を1週間ごと回り、後半組は1つの検査室に留まってローテーションで来た学生に教えるみたいでしたね。2カ月たったら、後半組の人がローテーション、前半組の人が検査室に留まるって感じでした。

また、8時間もずっと同じ人といるわけですから、臨地実習を通して、その人の本性が分かることもあります。この人って意外と上から目線だとか、仕事ができないとか。

また、同級生だけではありません、職場の人間関係、つまりは臨床検査技師の人間関係というのを見ることができます。

例えば、僕が行った病院は毎朝、検査室ごと朝礼をするのですが、必ず室長の人がその日の大まかな予定を言います。そうすると中年くらいの女性技師が1日おきくらいの頻度で、室長に文句や嫌味っぽいことを言うんですね。

室長の顔をわざと見ないで

「なんでそうするのか分からない、ねー?A技師さん」とか

「分かりましたー、私が先に休憩に行けばいいんでしょ、フン!」

こんな状況では周りの人達は黙って下向ている他なかったですね笑

なんだろう、この検査室では働きたくないなあと思ってしまいました。

勤め先がこんな感じだったら嫌ですよね?もしかしたら自分にも何かしてくるかもしれないですし・・・

まあでも他の検査室の技師さん達は落ち着いていて協調性がある感じでしたよ。

テストはあるのか?

テストはありますね。なぜなら、その検査室内で学んだことが定着できているかを調べるためにテストがあるので。

僕の時はありました。各検査室をローテーションで回るのですが、その最後の日にテストをやりました。テスト以外には課題とかの提出もありましたね。

テストと言ってもその検査室の技師さんが作った問題を、1時間とか使って解く感じでした。

もちろん、技師さんは構っている暇がないので学生たちで丸つけしたり、解説したりって感じでしたよ。正直カンニングしようと思えば簡単にできるような環境でしたね、もちろん僕はしていません笑

臨地実習ではどう立ち振る舞えばいい?

僕なりにやっておいた方がいいことを書きます。

・メモはしっかりとる

・あいさつは必ずする

・分からないことがあったら、迷うことがあったら遠慮なく聞く

・技師さんに言われたことに素直に即行動する

もしかしたら当たり前のことじゃないかと言う人もいるかもしれません笑

ですけど大事なことです、これを守っていれば大体のことは大丈夫だと思います。

実習先の病院は今後も皆さんの学校の人が実習しにくる可能性があるので、評判が悪いと、受け入れができなくなるので気をつけたいです。

まとめ

・臨床検査技師の臨地実習て一体何をやるのだろう?

検査室の様子を観察したり、仕事を体験したりする。

・どれくらいの期間なのかな?

2ヵ月から4ヵ月

・行く病院は指定できるの?

大学によって異なる、一度調べてみるといいかも

・1人で実習?グループで実習?

自分で指定できる場合は1人で実習と思った方が良い、そうでない場合はグループで行う

・テストはあるのかな?

ある

・行く前に何か気をつけることはあるかな?

1メモはしっかりとる

2あいさつは必ずする

3分からないことがあったら、迷うことがあったら、遠慮なく聞く

4技師さんに言われたことに素直に即行動する

以上になります、みなさんのお役に立てれば幸いです!

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