こんな疑問に答えます。
◯本記事の内容
・マスタードリルの特徴
・使ってみての感想【メリット・デメリット】
・オススメする人、しない人
・マスタードリルの口コミ
◯本記事の作者
僕の経歴を紹介します!
・臨床検査技師養成大学を卒業
・臨床検査技師国家資格取得
・検査センター勤務経験あり(現在は退職、新たな資格取得のための勉強中)
マスタードリルを買おうか悩んでいるのですね!
現役時代僕はマスタードリルを買わなかったのですが、名前は聞いたことがあり気になっていました。
そして現在僕は就活をしていて、その試験対策用にマスタードリルを使ってみたらどうなんだろう?と思い購入しました!
そのような経緯からマスタードリルを使用して分かったことがあったので、述べていきますね。
それでは行きましょう!
Contents
臨床検査技師国家試験対策マスタードリルの特徴
まずはマスタードリルの特徴を挙げます!
ジャンル:国家試験対策本
ページ数:432ページ
発行日:2021年6月発行
周回しやすさ:初学者にはしにくい
特徴の詳細
・国家試験で出題された問題の正答以外の選択肢も含んだ短文穴埋め形式。穴埋めの中の文字は赤字なので赤シートで隠して学習可能。
・関連知識を問う問題がある。
・直近5年以内なら問題文の横に出題された年度が書いてある。
・写真問題は別冊子にあるのではなく、同じページ内にある。
・分野別にまとめられている。
文字情報だけでは特徴が伝わりにくいかと思います。そのため下記に立ち読みができるリンクを作りました。ぜひご覧になって下さい。
使ってみてのメリット・デメリット
実際に使ってみてのメリット・デメリットを述べたいと思います。
メリット
・知識の確認がしやすい。
・優先順位をつけて勉強できる。
知識の確認がしやすい
マスタードリルは知識の確認がしやすいです。
なぜなら短文穴埋め形式になっているので。既存の問題集ではただ読んでいるだけになりがちで、頭に入っていないことがあるんですよね。
しかし穴埋め形式だと分からないところはハッキリと覚えていないと認識でき、その部分を覚えることができます!
そういうわけでマスタードリルは知識の確認には最高の本だと思います。
優先順位をつけて勉強できる
マスタードリルは優先順位をつけて勉強できます。
なぜなら、分野別にまとめられているからです。
マスタードリルの分野別は以下のようにまとめられています。
1章 臨床検査総論
2章 臨床検査医学総論
3章 臨床生理学
4章 臨床化学
5章 病理組織細胞学
6章 臨床血液学
7章 臨床微生物学
8章 臨床免疫学
9章 公衆衛生学
10章 医用工学概論
分野別にまとめられていると、自分の苦手な分野からやったり、逆にやる気を上げるために好きな分野からやったりすることも可能です!
また、直近5年以内なら問題文の横に出題された年度が書いてあります。
そのため近年出る傾向のある問題を対策することができます!
このように自分なりの優先順位をつけて勉強できるんです。
優先順位をつけて勉強するのはかなり大事なことですので、こういったまとまりで区別されているのはありがたいですね。
デメリット
・写真や図が少ないので多少覚えにくさがある。
・なぜそうなるのか解説が書かれていないため、分からないことは調べなければならない。
・国試形式の問題はないため別に国試の過去問を用意しなければならない。
写真や図が少ないので多少覚えにくさがある
人によって記憶しやすい種類は違ってきますが、僕のように写真や画像の方が記憶しやすい方は多少覚えにくさを感じると思います。
なぜなら、図や表などの写真があまり掲載されていないからです。
マスタードリルの立ち読みをしてもらえば分かると思いますが、基本1ページに穴埋め形式の文が20個くらい上から並んでいるという形式ですので。
微生物の細胞壁や凝固カスケードは特に図で示してほしかったですね…
答えの解説がないため、分からないことは調べなければならない
マスタードリルは答えの解説がありません。そのためなぜそうなるのか?や機序は教科書やネットで調べなければならないです。
ある程度知識がある人(ある程度知識がある人とは国試の過去問で少なくとも120点取れる実力がある人とします)にとっては次の問題へ移りやすいですが、そうでない人はいちいち調べるのでめんどくさいですし、1問あたりに費やす時間がかかります。
また1ページに穴埋め形式の一文が20個くらい並んでいるので、尚更時間がかかって進みにくいかなと思ってしまいました。
国試形式の問題はないため別に国試の過去問を用意しなければならない
マスタードリルには国試形式の問題はありません。そのため試験本番の練習等には国試の過去問を印刷するなり、本を買うなりしなければなりません。
印刷するなら、手間暇がかかりますし、本を買うならお金がかかりますよね。
国試の過去問題集を買えば全てが済むことと比べれば不便かなーと思ったのでデメリットにしました。
オススメする人、しない人
オススメする人
マスタードリルはある程度知識が入っていて、抜け漏れがないか確認したい人にオススメの一冊だと思います。なぜなら穴埋め形式であることや、そもそも解説がないことが理由です。
メリットでも述べた通り、穴埋め式だと覚えているかそうでないかハッキリ分かりますのでね。
そんなことからマスタードリルをやるベストな時期は1月や2月あたりが良いですね。なぜなら知識が入っているのがその時期だからです。
ただその時期に国試の点数が取れるレベルまで持っていくには戦略が必要です。下記は臨床検査技師国家試験の勉強法を解説しています。
上の記事を参考にし、国試合格レベルまで上げてからマスタードリルを使いましょう!
オススメしない人
オススメしない人は知識が入ってない人ですね。なぜならデメリットで述べた通りやや覚えにくさがあったり、問題の解説がなかったりするからです。
知識が入ってない人でマスタードリルを中心に勉強するとなると周回するのにかなり時間がかかってしまいます。
国試直前期(1ヶ月前)にマスタードリルを中心として覚えるぞってなると、恐らく偏った分野だけしか進まず、配点が多い分野にもっと早くから入れば良かった…、なんて起きるのでは?と思います。
以上の事から知識が入っていない人にはオススメはしません。
マスタードリルの口コミ
僕だけの意見だけでなく他の人の意見も聞いてみると良いかもしれません。
ただ今年発売の本はまだ口コミがどのサイトにもありませんでした。
そのため1年前の口コミになってしまいますが、参考になるかと思います。大きく変わっていることはないと思うので。
まとめ
■使ってみてのメリット
・知識の確認がしやすい
・優先順位をつけて勉強できる
■使ってみてのデメリット
・写真や図が少ないので多少覚えにくさがある
・答えの解説がないため、分からない事は調べなければならない
・国試形式の過去問ではないため、別に国試の過去問を用意しなければならない
■オススメする人
ある程度知識が入っている人(ある程度知識がある人とは国試の過去問で少なくとも120点取れる実力がある人)→時期としては1月や2月あたりが良い。
■オススメしない人
知識が入っていない人
それでは以上になります、皆さんのお役に立てたら幸いです!
マスタードリルってどんな国試対策本なんだろう?、誰か使ってみた感想を教えてくれないかなー