病理医と臨床検査技師が出る漫画、フラジャイルとは?

フラジャイルってどんな漫画なんだろう?誰か教えてくれないかな?

こんな疑問に答えます。

◯本記事の内容

・漫画の中で登場する病理医とは?臨床検査技師とは?

・どんな漫画なのか?

・感想を紹介!

・フラジャイルの口コミ

◯本記事の作者

タッキー

僕の経歴を紹介します!

・臨床検査技師養成大学を卒業

・臨床検査技師国家資格取得

・検査センター勤務経験あり(現在は退職、新たな資格取得のための勉強中)

フラジャイルとはどんな漫画なのか知りたいのですね !ドラマも放送されましたし、人気なのかなー?って思いますよね?

フラジャイルは2014年11月21日に第1巻が発売され、現在は21巻まで発売されています。

そう、人気医療漫画であることは間違い無いです!

フラジャイルは医療漫画ではありますが、医者や看護師主体!みたいな医療漫画にありがちなものではなく医者でも病理医、そして臨床検査技師が登場します。

どんな漫画なのかお伝えしたいと思いますが、病理医と臨床検査技師とは何なのかにも触れながれ説明していきたいと思います。

タッキー

それではいきましょう!

Contents

そもそも病理医とは?臨床検査技師とは?

病理医とは?

病理医は患者さんから採取した細胞や組織に異常があるかどうかを調べ、あるなら何の疾患かを判定する人達の事を言います。

病理医は患者さんの前に出ることは、ほとんどありませんので知らないという方も多いでしょう。

まず患者さんと普段接する医者、いわゆる臨床医が病理医に細胞や組織の検査をして欲しいと連絡します。

その後病理医は患者さんから作成した標本を顕微鏡で観察判定し、臨床医へ報告します。臨床医はその情報を参考にし治療方針を決定するのです。

この流れを見たら、患者さんと接する機会がほとんどないのが分かりますよね?

知名度が低いの仕方がないのですが、病理医が調べる細胞や組織はがん化したものが多く、がん患者が多い現代では非常に活躍されています。

臨床検査技師とは?

臨床検査技師とは名前の通り検査をする人達のことです!

臨床検査技師も同様、人前に出ることは少ないので知らない人達もいるかもしれません。

病院だと採血、エコー検査そして心電図検査で患者さんと接します。

この頃でいうと、コロナのPCR検査をやっていることもありますねー

臨床検査技師がやる検査は多い

臨床検査技師っていろんな検査をするんだなぁと思った方もいるかと思います。

その通りです!臨床検査技師はいろんな検査をします。臨床検査技師の行う検査はまず生理系と検体系というように大きく2つに大別されます。

生理系はさらに8つほど細かく分かれ、検体系は5つに分けられます。

この漫画でメインの臨床検査技師として森井君と呼ばれている人がいるのですが、彼は検体系のそしてさらに5つの内の病理検査部署と言われる所で仕事をしています。

病理検査部署には病理医と臨床検査技師がいて、共に仕事をします。

病理検査室に所属する臨床検査技師の仕事内容

病理検査室に所属する臨床検査技師の仕事は簡単に言うと、病理医のサポートです。

具体的に言うと下記のようになります。

・標本作成(臓器の一部分を採取し、顕微鏡で観察できるまでの薄さにする工程)⬅︎メイン!

・細胞診検査(臨床検査技師の資格を持った上で、細胞検査士の資格が必要)⬅︎その部署の人、全員が持っているわけではない。

・病理解剖の介助⬅︎病気で亡くなられた人の解剖をする上でのサポート。解剖自体は病理医が行う。

ちなみに、先程紹介した森井君は細胞検査士の資格を持っています!

病理医と臨床検査技師では明らかな違いがある

病理医と臨床検査技師では明らかな違いがあります。それは病理医は医師免許を持っていて、臨床検査技師は持っていないということです。

このため細胞が悪いのか、そうでないのかをしっかり決める、いわゆる確定診断ですがそれができるのは医師免許を持った病理医ができる仕事です。

一方臨床検査技師ができるのは細胞を乗せたプレパラートを作る等、病理医のサポートをすることしかできないのです。

今まで説明してきたことだけでは、まだ分からないことがあると思います。下記の記事では臨床検査技師、病理医とは何か、またその違いついてさらに詳しく述べています。ぜひご覧ください!

フラジャイルとは、どんな漫画?

主人公は病理医、岸京一郎

フラジャイルは病理医である岸京一郎が、医療ミスを起こす医者を教育していく、簡単に言うとそんな漫画です。

ある時、臨床医の宮崎という新米医師が、担当した入院患者がいました。患者の病名について、治療方針は様々な診療科の医師達が集まる会議で決定していくのですが、その患者は間違った病名で決定されたのでした。

宮崎は心の底で引っ掛かっている事があり、別の病名を特定するための検査をするべきだと感じていますが、周りの医師達の、他の意見を認めい空気が宮崎の発言を止めます。

このままでは患者の命も危なくなる、それでは一体どうすればいいのか?そんな時に同じ会議に出席していた岸見京一郎が声を上げ病理医の視点から間違いなのではないか?と指摘します。

そのことのおかげで検査が変わりました。そしてその後も宮崎は岸の助言を元に行動し、その結果患者の病名が特定され、患者の命は救われました。

臨床医を教育する岸

宮崎はそんな岸京一郎を尊敬し、ついには患者さんと接する臨床医を辞めて病理医を目指します。尊敬する岸見と一緒に働きたいからです。

そんな感じで岸を指導医として病理の勉強ができると思っていましたが、岸は変人で口が悪く初学者の宮崎が自分の所属する病理検査室に入ったことに不愉快でたまらなかったのでした。

また同じ検査室内に森井という臨床検査技師が登場しますが、彼も岸の元で働いているためか口が悪いことがあります。しかし臨床検査技師が足りていないその部署では一人で岸のサポートをしているだけ仕事がかなりできます。

そんな3人体制の病理検査室で物語は進み始めます。岸はその口の悪さもありますが、医療ミスを起こす医師に対して、医師とはどうあるべきなのか?そう問い、考え方を改めさせます。

しかし、そんな岸を快くないと思っている人間もいるわけで、岸を騙そうとします。その者のせいで岸が仕事ができなくなってしまう可能性が…。岸は果たしてその困難を乗り越えることができるのか?

続きはフラジャイルをご覧下さい!

読んでみた感想を紹介!

病理医ってカッコいい!

感想としては、病理医ってカッコイイ!と思いました。

病理医は細胞や組織に関する知識は当然豊富ですし、臨床医が患者にこのがんだ!とする根拠の裏側には実は病理医が判定している。つまり病理医が患者を救っているということですよね。だからこそミスは絶対に許されない。

そんな姿にカッコよさを感じました。

また岸が医療ミスを起こした医師に対して言う決めセリフがあるんですが、それもカッコいいです。

それは「君が医者である限り僕の言葉は絶対だ!」というセリフです。岸の診断に対する覚悟、自信がうかがえます。

病理検査技師もカッコいい

病理検査技師もカッコよかったです!

病理医のサポートとして、標本作成が主な仕事ですが、やはり正確な診断のためには標本がしっかりと作られていなければなりません。

しっかり作成できていないと、顕微鏡で見たら空気の泡が入っていて見えにくかったり、見たい箇所が削られていたりと診断をすることができません。

そのため標本をしっかり作らなければなりません。もちろん診断を待っている患者さんのためにも早くやらねばいけません。責任重大ですよね?

このように病理医が活躍するには臨床検査技師の活躍があるからだという所にかっこよさを感じました。

僕もフラジャイルを見て病理の臨床検査技師になりたい!と思いましたね。

実際将来は病理の検査技師として働けるよう、現在就活しています!

フラジャイルの口コミ

僕の感想だけでなく、他の人の意見も聞くのも良いと思います。

フラジャイルの口コミが載せてあるサイトがありました。ぜひご覧下さい!

フラジャイルを見れる電子書籍サービスは?

フラジャイルを見ることができる電子書籍サービスを紹介します!

まとめ

■病理医とは?

患者さんから採取した細胞や組織に異常があるかどうかを調べ、あるなら何の疾患かを判定する人達の事を言う。

■臨床検査技師とは?

臨床検査技師とは名前の通り検査をする人達の事を言う。

■フラジャイルとはどんな漫画?

病理医である岸京一郎が、医療ミスを起こす医者を教育していく。

■読んでみた感想

病理医や病理検査技師はカッコイイ!

漫画の中で語られていたのですが日本の病理医の数はかなり少ないそうです。

それでいて患者さんと接することはほぼ無いのですから、普通の人は知らないですよね。ちなみに臨床検査技師も患者さんと接することが少ないので知名度がありません。

でもフラジャイルのおかげで病理医や臨床検査技師の知名度は上がったと思います。医療系に全く関係なく文系出身の友達もフラジャイルを見て知ったと言ってましたからね。

僕自身、臨床検査技師であったので(現在就活中)、病理医や臨床検査技師の名が知れ渡っていると思うと嬉しいです。

それでは以上になります、皆さんのお役に立てたら幸いです!

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