FP3級の試験に受かるための勉強方法を解説!これを見ておけば安心です

FP3級の試験を受けようと思っているけど、どのように勉強すれば良いんだろう?誰か教えてくれないかな?

こんな疑問にお答えします!

◯本記事の内容

・FP3級は独学可能?

・FP3級の勉強時間の目安

・FP3級に受かる勉強法を解説!

・試験直前の勉強法

◯本記事の作者

タッキー

生活に役立つ知識をつけたくてFPの勉強をはじめました。そして2021年9月に日本FP協会の3級の試験を受験し合格しました!点数の内訳は学科試験60点中51点、実技試験100点中80点でした。

FP3級の試験に受かるための勉強方法を知りたいのですね!

FP3級の勉強方法は過去問を使った勉強方法が中心となります。

その点さえ押さえておけば、難なく受かる試験だと思っています。

それでは詳しい勉強方法の解説に入っていきますね!

Contents

FP3級は独学可能?

FP3級は独学可能です!

その理由は下記の2つです。

・試験で出てくる問題は過去問から出される問題が体感8割。

・筆記も実技もマークシートで2~3択。

つまり過去問をやりさえすればほぼ分かる問題ばかりだし、例え分からなくてもマークシートで2~3選択なのでテキトーにやっても正解する確率が高いということです。

難易度は高くはないと思います。

FP3級の試験の難易度については下記の記事で詳しく解説しています。

そういうことでFP3級は独学が可能です!

FP3級の勉強時間の目安

FP3級の勉強時間の目安について説明していきたいと思います!

そもそも勉強時間は試験に対してどんな目的を持っているかで変わっきますね。

試験に対しての目的とは下記のようなものになります。

・ただ合格しさえすればいいのか?

・生活に役立てたいのか?

また、平日は仕事をしているという仮定でいきます。

ただ受かればいい人の場合

ただ受かればいい人の場合、40時間程が勉強時間の目安です。なぜかというと過去問の問題が載っている問題集最低3周と過去問を3回分しっかりやるのに必要な時間が40時間程度だからです。

試験の1週間前からやり始めると焦ってしまうので2週間前からやるのが良いと思いますね。

平日は2時間程、休日は5時間程、2週間の合計勉強時間は40時間で。

ぶっちゃけ、切り詰めれば40時間かけなくても合格することは可能ですが、少し余裕を持って40時間程としました。

FP3級の知識を生活に役立てたい人の場合

FP3級の知識を生活に役立てたい人の場合余裕を持って120時間程が勉強時間の目安です。ただ受かりたいだけの場合と比較すると80時間の差がありますね。

なぜここまで時間を取るの?かというと、FP3級の試験自体は易しいが、学ぶ内容は範囲が広く理解するのが難しいからです。

FP3級で学ぶ分野は下記になります。かなり広いことがお分かりいただけると思います。

ライフプランニングと資金計画

1.ファイナンシャル・プランニングと倫理

2.ファイナンシャル・プランニングと関連法規

3.ライフプランニングの考え方・手法

4.社会保険

5.公的年金

6.企業年金・個人年金等

7.年金と税金

8.ライフプラン策定上の資金計画

9.ローンとカード

10.ライフプランニングと資金計画の最新の動向

2.リスク管理

1.リスクマネジメント

2.保険制度全般

3.生命保険

4.損害保険

5.第三分野の保険

6.リスク管理と保険

7.リスク管理の最新の動向

3.金融資産運用

1.マーケット環境の理解

2.預貯金・金融類似商品等

3.投資信託

4.債券投資

5.株式投資

6.外貨建商品

7.保険商品

8.金融派生商品

9.ポートフォリオ運用

10.金融商品と税金

11.セーフティネット

12.関連法規

13.金融資産運用の最新の動向

4.タックスプランニング

1.わが国の税制

2.所得税の仕組み

3.各種所得の内容

4.損益通算

5.所得控除

6.税額控除

7.所得税の申告と納付

8.個人住民税

9.個人事業税

10.タックスプランニングの最新の動向

5.不動産

1.不動産の見方

2.不動産の取引

3.不動産に関する法令上の規制

4.不動産の取得・保有に係る税金

5.不動産の譲渡に係る税金

6.不動産の賃貸

7.不動産の有効活用

8.不動産の証券化

9.不動産の最新の動向

6.相続・事業承継

1.贈与と法律

2.贈与と税金

3.相続と法律

4.相続と税金

5.相続財産の評価(不動産以外)

6.相続財産の評価(不動産)

7.不動産の相続対策

8.相続と保険の活用

9.相続・事業承継の最新の動向

また学ぶ内容を理解することが難しいこと関しては、金融資産運用の項目でPERという単語を例として説明していきます。

例えばPERは1株あたりの純利益のことを言います。もちろん試験に受かりたいだけならPERの公式である株価÷一株当たりの純利益を丸暗記すればいいんです。しかし、実生活で役立てたいと思ったら理解しなくてはなりません。

PERとはどういう意味なのか?それをどのように使うのか?この言葉はすぐに理解できる言葉ではないと思います、普段から投資をやっている人でなければ。

そうなるとネットで調べなければなりませんよね?でもこういう言葉って簡単に説明しているサイトって中々なく専門用語を並べていることが多いです。そうなると結局理解できないという…

そういうわけで理解するのが難しいし、そのための調べる時間も必要です。

このため勉強時間としては120時間取ったほうが良いと思います。

1ヶ月半前から、平日2時間、休日5時間くらい勉強すれば良いかと思います。

FP3級の知識を生活に役立てたいなら勉強する時間に余裕を持って取るようにしましょう!

FP3級の勉強法を紹介!

それではFP3級の勉強法を紹介していきたいと思います!

まずは対策本を用意しよう!

まずは対策本を用意しましょう!

・テキスト

・問題集

・過去問

オススメするテキスト下記になります。

このテキストの良いところは

他のテキストと比較して内容が濃い

という部分です。

次は問題集を用意しましょう!問題集でも、過去問から抜粋した問題だけを集めている問題集をやるようにして下さい。

オススメする問題集は下記です。

この問題集は

・過去問から選び抜いた近年出題頻度の高い問題を掲載。

・分野別にまとめられている。

過去問から選び抜いた近年出題頻度の高い問題を優先的に掲載しています。これによって傾向を知ることができます。

また問題は分野別に分かれています。過去問の場合、分野が少しランダムになっていることがあるので、分からない問題が違う分野ごとにあるとその都度テキストの別のページごとに大きく移動しなければならないので、めんどくさいです。

そのため、ある程度問題集で正解できるようになったら過去問をやると良いですね。下記のサイトでは過去問と解説が載ってあります。

問題集からまずやる!

まず言いたいことはテキストから読まないで下さい!

は?何言ってんの?と思われるかもしれません。実際、FP3級の勉強法を解説しているブログではまずテキストを読め!と言っていることが多いですからね。

しかしFP3級の試験ではテキストを読んでから問題を解くのでは無駄があります。なぜかというと試験では出てこない部分も読んでしまっているからです。

そしてその後問題を解いても試験に出てこない部分はすぐに忘れてしまいます。そういうわけでテキストから読まない方が良いと思います。

一方問題集からやれば、試験に出やすい部分を優先的にやれますよね?そのため無駄がありません。

もし時間的に余裕が出てきたらその時に初めてテキストをしっかり読み込んでいけば良いんです。

また最初から問題集をやると分からないことだらけでしょう。分からないことがあった場合はテキストを見るようにして下さい。

テキストを見て覚える時にはポイントがあります。例えばライフプランニングと資金計画の項目ではある係数が出てきます。係数とはある数字に掛け算するための数字のことです。

具体的な係数とは下記のことです。

・終価係数

・年金終価係数

・現価係数

・年金現価係数

・資本回収係数

・減債基金係数

問題集で終価係数分からないなーと思ったら、テキスト見る。その時に終価係数が理解し覚えたら、ついでに他の5つの係数の内1つ以上をまとめて覚えて下さい。

例えば終価係数と年金終価係数、現価係数と年金現価係数をまとめて覚えるみたいな。

1週目では覚えることが多いと時間がかかってモチベーションが下がるのでまとめて2個ぐらいが良いと思います。

できるだけ一対一の対応にならないように少し覚えることを広げていくのがポイントです。記憶は他の物事と関連付けた方が残りやすいので。

問題集を最低3周する

問題集は最低3周するようにしましょう!周回するごとに間違っている問題だけ残しそれを優先的に解くようにして下さいね。

3周すれば間違っている問題も減ってくるかと思います。

当然時間に余裕のある方は3周以上するようにして、間違いがないように仕上げましょう!

過去問をやる

問題集で間違いが減ってきたところ、逆に言うと大体8割くらい正答率がある所で過去問をやるようにして下さい。

過去問は最低でも3回分はやるようにして下さい。

3回分ほどやって8割取れたら上出来です!

また8割取れた人も、取れなかった人も引き続き過去問の別の年度をやりつつ、問題集の何度も間違ってしまう所をやれたら良いと思います。3回分はあくまで最低ラインなので。

過去問をやる時は時間をしっかり測って下さいね。

FP3級を生活の役立てたい人は、試験に合格できるレベルまでまず持ってきてから、テキストを読み込んでテストにあまり出てこない知識を入れれば良いと思います。ただ知識は使わないとすぐに忘れてしまうので気をつけて下さい!

試験直前の勉強法

試験直前では問題集も最低3周は回し、過去問も最低3回解いた状態だとします。

この時にやる勉強法としては間違いが多かった部分を優先的に復習して下さい。例えば、3周しても分からなかった問題→2周して正解した問題→1周目で正解した問題といった感じに。

試験直前は優先順位をつけて勉強しましょう!

まとめ

FP3級はとにかく過去問です!体感では8割くらい過去問から出た気がします。

本番解いている時も、あ!ここ過去問と同じ問題、もしくは似てるなと思う問題が多かったので。

効率よく問題集や過去問をやって受かりましょうね!

それでは以上になります、皆さんのお役に立てたら幸いです!